2022年4月6日水曜日

自家現像を始めたい その5(作品紹介)

自家現像についての話はとりあえず置いておいて、今回は肝心の現像結果を少し紹介したいと思う。残念ながら、まだ「これはいい」という仕上がりのものには出会えていない。

以下の写真は、Nikon FMで撮影したもの。それなりに見られるショットのみ。お見せできない様なショットは沢山ありすぎるので、今回は省略。フィルムは、使用期限切れのAcrosなど多数をテスト。最適なフィルムを求めて、現在もテスト中。

Camera: Nikon FM、Lens: Nikkor 50mm f/1.2S

記念すべき初現像作品。ビギナーズラック的な出来だった

これも最初期のもの

動く被写体は後を追うことくらいしかできない

強烈な逆光。フィルムカメラの露出の勝手が
まだ分からない

色々な被写体に目を向けてみる

天然のドライフラワー

フィルムカメラにも少しだけ慣れたかな、
という感じ

多重露光ではない。
上下の花びらの様な模様が現像ムラなのか何なのか、
議論になったショット。これ、何?

2022年3月8日火曜日

自家現像を始めたい その4(初現像実行の巻)

(記事を書いてから大分間が空いてしまい、私の中ではかなり過去のことになってしまいましたが、成り行き上そのまま掲載します。)

60-62mmのステップアップリングが届き、喜び勇んでカメラにES-2をセットアップしてみるも、ライカのマクロレンズでは焦点距離が足らずピントが合わない。困った。解決策は・・・と深く考えることもなく、Nikkor 60mm F2.8Gマクロレンズを中古で買ってしまった(詳細は省略)。そして、カメラもZ6ではなく、最近ご無沙汰だったD800Eを使うことにした。解像度をできるだけ高く撮りたいので。

ES-2を使ってみての感想ですが、使いにくい上に自由度が低い。特にフィルムホルダーの出来がいまいち。しかもこれじゃあ、35mmフィルムしかデジタイズできない(今はそれしか持っていないからいいのですが)。使ってみて初めてわかるというのは世の常ですが、これにはちょっと後悔している。

さて、暗い話はこの位にして、これでとりあえず撮ったフィルムを現像して、ネガをデジタイズするところまでの準備はできた。あとは、いよいよ現像の実行である。LAB-BOXに付いてきたマニュアルで手順を確認しつつ、CineStill Film社のサイトからダウンロードした現像液 Df96のインストラクションのPDFも確認。決行は次の土曜日と決めた。

CineStillのサイトからPDFをダウンロード。
濡れてもいいようにラミネート(家に機械があった)

【初めての自家現像】
必要なものは揃えたし、何度も手順を確認し、決行。時間管理で少しアタフタすることはあったけど、なんとか終了。現像を終え、LAB-BOX内での水道水を使っての洗浄も水を取り換えつつ10回ほど行って、いよいよトップカバーを外してネガとご対面。ネガが巻かれているリールを恐る恐る取り出し確認すると、何か写っているではありませんか。成功か?

買い揃えた道具たち

ポイント一点目はこのフィルムのセット。
実は2回目の現像の時、多分このフィルムガイドにフィルムを通さず失敗(意を決して蓋を開けると、フィルムはリールの外側に巻かれていた)。
3回目はフィルムを噛ますクリップを強く止めなかったため、蓋をして回し始めた直後に外れて焦った、焦った(この時はフィルムがまだ巻かれていなかったので、ほぼ助かった)。

水切りケースに水を流しながら、再度ネガを洗うこと10分(もう少し短かったかも)。最後は、水切りをよくするドライウエルを混ぜた水に30秒ほど浸けて終了。浴室に予め張っておいた紐に、フィルムクリップで留めたネガフィルムを掛け待つこと1時間、もう少し待ったかな。そして、初めての現像作業は無事終了した。使用した道具類は、次回に備えて水切りケースに張った水で洗浄。

無事現像を終え、風呂場で乾燥させる。終わってみれば、結構簡単

使用した道具類を次回に備えて洗浄

LAB-BOXを使用した現像は、例のPDFのマニュアル通りにやればほぼほぼうまくいくんじゃないかな、という印象。現像って思ったよりも簡単にできるんだ、と怖いもの知らずの初心者は思ったのである。

(続く)

Camera: iPhone XR

2022年2月21日月曜日

自家現像を始めたい その3

 準備はゆっくりではあるが、徐々に進んでいる。

近所のカメラのキタムラにカメラのテストに使ったカラーフィルム2本を現像に出す。2時間でできるということだったので、夕方取りに行き結果を確認。現像のみを依頼したので、確認は小さなインデックスプリントで。フィルムらしい色合いで、きちんと撮れているっぽい。詳細は、PCに取り込んでからチェックしよう。と思っているのだが、ステップアップリングがまだ届かない。

そして、同日夕方遅くにLAB-BOXがアメリカから到着。しかし、現像液が別送になってしまっている。とりあえず、箱を開けて組み立ててみた。特に問題はなかったが、オプションで購入したクランクが回していると(ロックされるはずの)ベースがずれて外れてしまうのだが、テープか何かで止めないと怖いなあ。「大丈夫かなあ、これ」という印象。


昨日、カラーフィルムを撮り終えたカメラには、使用期限の過ぎたフジの NEOPAN 100 ACROS(モノクロフィルム)を装填。現像ができるようになるまで、写真を撮り溜めることにする。

(続く)

Camera: iPhone XR



2022年2月20日日曜日

自家現像を始めたい その2

 ワタシは、いわゆる形から入る(ガジェット好きで、モノを集めて満足する)タイプであることを自認していますが、今回も現像キットが届くまでに色々揃えるモノがありました。以下、買ったものを並べます。

・フィルム・・・調べると最近はフィルム自体がとても値上がりしていて高い。御用達のヨドバシ、アマゾンなどでも結構なお値段である。以前、レンズを購入したLomographyのサイトでも、レトロカメラで使用するフィルムを販売している。そんなこんなで、まずは以下のモノを購入した。カメラ機材の整理をしていて見つけた使用期限の切れたフィルムも発見した。

左の3パックは購入、右の3パックは発掘したモノだが、賞味期限は6,7年過ぎている。
KodakとFujiのカラーフィルムはNikon機の動作テスト用に利用した。

・現像関連
  • フィルムピッカー・・・フィルムのロールからネガを引き出すためのモノ
  • フィルムクリップ・・・現像後、ネガをぶら下げて乾燥させるためのモノ
  • ネガアルバム・・・現像したネガを収納するためのアルバム
  • 計量カップ(500ml)・・・現像液を計るためのモノ。しかし、実際に使ってみて使いにくかったので、580mlまで目盛りがあり注ぎ口があるモノを買い直し。
  • 漏斗(ロート)・・・利用した現像液を容器に戻す時に利用。液は再利用可
  • キッチンタイマー・・・現像時間等を正確に測るため。スマホで良かったかも。
  • 温度計・・・現像液の温度を測るため
  • スポンジクロス・・・濡れたネガに水滴が残らないように拭き取るため
  • ドライウエル・・・Fujifilm製。フィルム用水切り液。現像の最後にフィルムをこれに浸けると、水滴跡が付かずきれいにできるらしい。
  • 計量カップ(1L)・・・こちらは追加で、ドライウエルにフィルムを浸すためのカップ。1Lサイズでフィルムを入れやすいように丸型のもの。
  • 計量カップ(15ml)・・・ドライウエルの計量用。一度に1本位しか現像しないと思われるので、少量しか使わないため無駄のないように正確に計るため。
  • 水切りケース・・・台所用品。現像を台所のシンクで行う予定のため、現像後フィルムを流水で洗う時の水を溜めるためのもの。

以上ですが、もちろん家の中にあるモノで代用できれば、買う必要はない。

・写真のデジタル化・・・1200万画素程度の簡易なフィルムスキャンをするものを持っていたが、今回はもう少し綺麗に取り込めるようにNikonのES-2というフィルムデジタイズアダプターというモノを奮発して購入した。これをZ6に装着してネガから取り込む計画である。

しかし、NikonのES-2の前提となるNikonのマクロレンズ(フルサイズ用では60mm)を私は持っていない。持っているのはLeicaのRマウントの60mmマクロレンズのみ。Nikonレンズの口径が62mmということでうちのLeicaレンズを物差しで測ると同じじゃないかとぬか喜び。ES-2が到着して、同梱のアダプタをレンズに装着しようとすると、あれっはまらない! サイトで確認すると、このレンズの口径は60mm。2ミリ小さい。Amazonで速攻ステップアップリングを追加注文し、更にしばらく待つことに。

(続く)

Camera : iPhone XR





2022年2月16日水曜日

自家現像を始めたい その1

フィルムカメラは前世紀に使用をやめてから使っていない。家の中には、最後に家族のスナップ撮りに使っていた Pentax Zoom 280-P(下の写真左側)があるのみで、他は全てデジタル機。

先日、現像未経験の人でも簡単に現像が行えるキット(LAB-BOX)をどこかのサイトで見て、ふと自家現像してみたいなと思い立ち、アメリカのB&Hを見ていたらモノがまだあったのでオーダー。国内の量販店でも入手可能だったけど、コストを考えて米国から。ついでに、現像液・フィルムも注文。

フィルムカメラは前述のPentax機しか無かったけど、取りあえず撮れればいいと思っていたので、最初は新たに調達する気はなかった。久しぶりにヤフオクでどんなのがあるかなと覗いてみるまでは。

結論から言うと、発売されてから40年以上経った Nikon FM(下の写真右側)をたまたま競合なしで落札。今は、入手しておいてよかったと心を撫で下ろしている。なぜなら、使おうと思っていたPentax機は壊れていて使えなかったから。こちらも、もう買って25年以上は経っているので、壊れても不思議ではない。

左:1992年発売開始のPentax Zoom 280-P、
右:1977年発売開始のNikon FM(初代らしい)

B&Hで購入したモノはまだ届いていない。他に、必要なものを揃えつつキットの到着を待つ。

(続く)

Camera: iPhone XR



2022年1月3日月曜日

HAPPY NEW YEAR 2022

謹賀新年。


新型コロナウイルスが登場してから、早2年。

生活を取り巻く環境が大きく変化しました。

そして、日本はとても住みにくい国になったような気がします。

とても未来が明るいと思える様な状況では無くなりました。

それでも、生きていかなければなりません。

ならば、楽しく笑って生きていきたいですね。


Date: January 3, 2022

Location: 埼玉県久喜市

Camera: iPhone XR