2022年3月8日火曜日

自家現像を始めたい その4(初現像実行の巻)

(記事を書いてから大分間が空いてしまい、私の中ではかなり過去のことになってしまいましたが、成り行き上そのまま掲載します。)

60-62mmのステップアップリングが届き、喜び勇んでカメラにES-2をセットアップしてみるも、ライカのマクロレンズでは焦点距離が足らずピントが合わない。困った。解決策は・・・と深く考えることもなく、Nikkor 60mm F2.8Gマクロレンズを中古で買ってしまった(詳細は省略)。そして、カメラもZ6ではなく、最近ご無沙汰だったD800Eを使うことにした。解像度をできるだけ高く撮りたいので。

ES-2を使ってみての感想ですが、使いにくい上に自由度が低い。特にフィルムホルダーの出来がいまいち。しかもこれじゃあ、35mmフィルムしかデジタイズできない(今はそれしか持っていないからいいのですが)。使ってみて初めてわかるというのは世の常ですが、これにはちょっと後悔している。

さて、暗い話はこの位にして、これでとりあえず撮ったフィルムを現像して、ネガをデジタイズするところまでの準備はできた。あとは、いよいよ現像の実行である。LAB-BOXに付いてきたマニュアルで手順を確認しつつ、CineStill Film社のサイトからダウンロードした現像液 Df96のインストラクションのPDFも確認。決行は次の土曜日と決めた。

CineStillのサイトからPDFをダウンロード。
濡れてもいいようにラミネート(家に機械があった)

【初めての自家現像】
必要なものは揃えたし、何度も手順を確認し、決行。時間管理で少しアタフタすることはあったけど、なんとか終了。現像を終え、LAB-BOX内での水道水を使っての洗浄も水を取り換えつつ10回ほど行って、いよいよトップカバーを外してネガとご対面。ネガが巻かれているリールを恐る恐る取り出し確認すると、何か写っているではありませんか。成功か?

買い揃えた道具たち

ポイント一点目はこのフィルムのセット。
実は2回目の現像の時、多分このフィルムガイドにフィルムを通さず失敗(意を決して蓋を開けると、フィルムはリールの外側に巻かれていた)。
3回目はフィルムを噛ますクリップを強く止めなかったため、蓋をして回し始めた直後に外れて焦った、焦った(この時はフィルムがまだ巻かれていなかったので、ほぼ助かった)。

水切りケースに水を流しながら、再度ネガを洗うこと10分(もう少し短かったかも)。最後は、水切りをよくするドライウエルを混ぜた水に30秒ほど浸けて終了。浴室に予め張っておいた紐に、フィルムクリップで留めたネガフィルムを掛け待つこと1時間、もう少し待ったかな。そして、初めての現像作業は無事終了した。使用した道具類は、次回に備えて水切りケースに張った水で洗浄。

無事現像を終え、風呂場で乾燥させる。終わってみれば、結構簡単

使用した道具類を次回に備えて洗浄

LAB-BOXを使用した現像は、例のPDFのマニュアル通りにやればほぼほぼうまくいくんじゃないかな、という印象。現像って思ったよりも簡単にできるんだ、と怖いもの知らずの初心者は思ったのである。

(続く)

Camera: iPhone XR